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世界の“謎”に迫ります。 オカルトなどこれまで科学では解明することの出来ない事柄を、何の専門家でもない私が“勝手な解釈”で調べ上げます。
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 利根村奈良(なろう)の先輩の実家に冬の気候は、「トンネルの向こうの国」のような豪雪地帯ではありませんが、複雑な山間の中で、標高1000mの水準点が庭にあるので、局所的に雪が集まるように振ります。ですから、一階の窓を開けると雪に埋もれた状態なので、そこを水平前方に、棚を作るように掘ります。そこへ、熊や鹿の良質な部位の肉を冷蔵庫のように置くのです。ビールは完璧な冷え方で、凍ることはありません。ジャスト0℃です。
 その家で生活する、別の生き物は、「犬」です。何頭いるのかは知りませんでした。ただ、首に驕奢な輪が嵌められているのが数頭いて、この犬は、井上さんに有償で預けている、都会のハンターの犬です。井上さんは、犬に対し、特別な「しつけ」をしていないとおっしゃっていました。人間に当てはめれば、私が嫌う言葉でもある「ネグリスト」でしょうか。完全に放置しています。エサのみあたえるのですが、一日一回だけで「肉」しか与えません。
 夏に訪ねると、犬の数が明らかに少ないのです。聞くと、「多分、山を越えて奥日光辺まで行っているようだ。テレビの人が、首に無線機をつけて調べたことがある。」とおっしゃていました。ラジオ追跡(レディオ・フォックス・ハンティング(トレーシング))ということを行っていたのでしょう。井上さんの犬達は、マニアでは名犬でありながら調教を受けたことがないのです。彼らは、人に買われている意識はないはずだと、先輩は言ってました。夏、山中深いところで、野生を活き、冬、安楽地である、竈で暮らしているのです。体重は、どれも60kgあります。
 春、イワナ釣りへ出かけた時、自動車を使わないで徒歩だけで行きたいと申し出ました。そうしたら、井上さんが、何やら奇声を出すと、一頭、最も小さな犬がやってきました。
 井上さんは、私に、その犬に今日のエサを手からやれ。とおしゃいました。そして、首から尻まで、強くこするように摩れと言いました。言われたとおりしました。
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